https://www.uvi.net/jp/unconventional/complete-toy-museum.html
よくCMなどで聞くであろう、おもちゃのポピー♪コロコロ♪ぷぅー♪と鳴っている可愛い曲。あれが再現できる音源です。
膨大な量の300以上のトイ楽器、18,900サンプル、970プリセットが収録されており、これがあればほとんどのおもちゃ音を網羅できます。
海外のおもちゃだけなので日本特有のおもちゃはないです。そこだけ注意。
収録楽器数がえげつない
“合計317のミュージクトイには、幼児用の打楽器、トイギター、ゼンマイ人形、ミニ鍵盤、知育玩具をはじめ、様々なトイ楽器のサンプルが使用されています。”
とサイトに書かれている通り、ありとあらゆるおもちゃ楽器が収録されています。
大別して生音系のAcoustic Toysと電子楽器のElectric Toysに分かれており、
物によってはフレーズや奏法まで複数録っているこだわりよう。
元のおもちゃ本来の音なのかはわかりませんが若干チープに感じるものもあります。
とはいえそれもまたおもちゃらしいので許容できる範囲かなと思います。
値段が高いのでちょっと手が出しづらいものの、お仕事でおもちゃの音を使うような方にとっては必須と言っても良い音源だと思います。
可愛い音はお仕事の曲で大活躍
児童・幼児向けコンテンツだったりストップモーション系やそれこそおもちゃの映像制作、ファンシーなゲームなどのBGMにおいて、ベタではありますがおもちゃの音が入っている提案曲が1つあると違ったニュアンスとして出しやすいです。
その他でも飛び道具的な使い方ができたり、一味違った曲を作る時には大活躍してくれると思います。
量が多すぎて分かりづらい
ライブラリはちゃんと整理されているのですが、とにかく量が多いので慣れるまでどこに何があるのかがわかりづらく、お目当ての音を探すのに時間がかかります。マルチ音源が抱えることになる問題ですね。
一つの楽器に複数のパッチがあって、そのおもちゃが出せる音だけを収録したオリジナルピッチ版、ピッチ修正して全ての音階に対応させた通常版、そのおもちゃで出せるノンピッチのノイズやフレーズなど、とにかくひとつひとつのおもちゃに対して情熱を注いでいるので素晴らしいと思う反面煩雑になってしまっています。
エンジンであるUVI Workstationが近年のバージョンアップでお気に入り機能を実装したのでうまく扱えば昔よりはスムーズに使えるようになっていると思います。
終わりに
このComplete Toy Museum、日本らしい鍵盤ハーモニカやリアルな下手っぴリコーダーは収録されていないんですよね。
なのでそういうのが欲しい方はせかうさ。の「POOR RECOREDE」と「WR YAMAHAPIANICA」が大変おすすめです。KONTAKT必須ですが下手っぴ演奏が生々しすぎるリコーダーとてもリアルな鍵盤ハーモニカの音色が手に入りますよ!
POOR RECOREDER
https://www.sekai-usagi.com/poor-recorder-series
WR YAMAHAPIANICA
https://www.sekai-usagi.com/wr-yamahapianica
最後に自薦したところで、可愛い曲にピッタリな大量のおもちゃ楽器音源「Complete Toy Museum」レビューでした。
https://www.uvi.net/jp/unconventional/complete-toy-museum.html