最近良く使ってるピアノ音源です。
オーケストラ音源などを作ってきたCinesamplesが最近リリースしていました。
ピアノ音源「Piano In Blue」の後継作
Cinesampleは昔にもピアノ音源「Piano In Blue」を作っています。
抜群の空気感とトロンとした音色で素晴らしく、
柔らかく綺麗な曲、ジャジーな曲にはとてもハマります。
持ち上げすぎるとホワイトノイズが目立ってきたり、
ベロシティと音階によって少し暴れたりすることがありますが
曲は選びますが非常に雰囲気の良いピアノ音源です。
↓これはPiano In Blueです↓
https://cinesamples.com/product/piano-in-blue
「CinePiano」はリアルな音色で作りが丁寧
「Piano In Blue」のノウハウをもとに新たにフラッグシップモデルとして再制作したものが「CinePiano」です。
録音プロセスは「Piano In Blue」をベースとして、同社主力のCineSymphonyシリーズに合わせて調整されています。
音質はこもりすぎずハキハキしすぎず、作曲者的には幅広く使えそうな絶妙な音質だと思います。
マイクのカスタマイズははFULL、CLOSE、ROOM、SURRの4つ。
デフォルトのFULLはで程よく残響感を含んだ、最適にカスタマイズされた設定で、
その他3つは単体あるいはブレンドすることで曲に合わせた距離感にすることができます。
また、ピアノのサンプリングを直接加工編集して音作りした
Classical、Cinematic、Rockの3つのプリセットもついています。
そのままだと若干パッとしない感じですが、
これらをベースに追い込んだ設定をするとデフォよりもハマるのかなと。
どのマイクも丁寧に収録、調整されており、
どの音階、強さで弾いても音が暴れることなく安定したクオリティが発揮されています。
公式サイトを見ると基本的なピアノ音源の機能を抑えつつ、ユニークな機能がついており、
自分好みに設定してすぐに良いピアノ音を鳴らせるのが魅力的です。
CinePiano買ったし何かしなきゃと無思考でぽろぽろ pic.twitter.com/uj6yVc7N9k
— もっぴーさうんど (@moppysound) 2018年4月26日
フルに使うと多少重い
FULLのみやマイク一本だとメモリの消費は130MB前後なのでそこまで重くはないですが
マイク設定4つを全部読み込むと0.52GBになります。
音源をSSD化していればまったく気にならないレベルですが、
遅めのHDDだと読み込みにそこそこの時間がかかると思います。
音源自体のサイズは9GB。それなりに重い部類なので空き容量と相談です。
定位は固定
FULL、ROOM、SURRはオーケストラの配置を基準にしているようで、僅かに左から聴こえます。
CLOSEだと左が低音、右が高音です。
音階ごとに定位がブレていることはほぼないので違和感はありません。
レイヤーすくなめ、リリース長め
ベロシティレイヤーは8段階。最近のピアノ音源にしては少なめです。
代わりにリリースはおそらく弾いたままをそのまま録っており
途中でフェードアウトしていたりなどはありません。
低音だと30秒程度のサンプルもあります。
終わりに
最近は様々なピアノ音源が出ていてどれにするか迷っちゃいますが
CinePianoは丁寧な作りで扱いやすく、即戦力として使えるピアノ音源です。
https://cinesamples.com/product/cinepiano
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