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「Add Liblary」できないKONTAKT音源の導入方法

KONTAKTAddLiblary2.png


KONTAKT音源を販売していると
「KONTAKTに読み込めないのですがどうすればいいですか?」
とお問い合わせを極稀にいただきます。
今は導入方法をまとめたPDFを同梱しているのでなくなりましたが
こういうこともブログにちゃんと書いていかないといけないなと思い、書きます。






「「Add Liblary」できないKONTAKT音源」と書くと少し語弊があり、
下記の2種類のパターンがあると思います。
1.nkiファイルを直接D&D(ドラッグ&ドロップ)することで読み込めるもの
2.本来はAdd Liblaryで追加できるのにエラーで読み込めないもの

順番に導入方法を書いていきましょう。





1..nkiファイルを直接D&Dすることで読み込めるもの


KONTAKTAddLiblary3.png

購入した音源のフォルダを開くと画像のように「.nki」ファイルだけが置いてあり、
「.nicnt」ファイルまたは「.nkx」ファイルが存在しない場合は
.nkiファイルを直接D&Dすることで読み込む音源です。

※音源によっては.nkiファイルが複数あったり、
「instruments」フォルダなどに格納されている場合もあります。





KONTAKTAddLiblary5.png

この類のものは簡単で、nkiファイルをそのままKONTAKTにD&DすればOKです。




KONTAKTAddLiblary4.png

KONTAKTの黒い画面部分を右クリックすると「Quick-Load」画面が出てきます。
ここにnkiファイルをD&Dするとショートカットが作成されます。
フォルダを作って管理すると次回以降の呼び出しがすごく楽になるのでおすすめです。
ショートカットを作るだけなので、音源のフォルダを移動するとエラーが出るので注意です。

そんなに音源持っていないって?1年もすればきっと大量に持っていますよ!





KONTAKTAddLiblary6.png

こっちはKONTAKT画面からnkiファイルを呼び出すやり方です。
やることは変わりません。音源フォルダを開いてnkiファイルを黒い画面にD&Dです。
ダブルクリックでも開きます。




KONTAKTAddLiblary7.png

こちらからもQuick-Load画面に登録できます。
以上、.nkiファイルを直接D&Dすることで読み込めるものでした。


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「Add Liblary」のできない音源はNativeInstrumentsと提携せずに作られたもので、
KONTAKT 5 Player(無料版KONTAKT)では読み込み後15分間しか使えません。

「最初は鳴ってたのに途中から音が鳴らなくなる」という場合は手持ちのKONTAKTが「KONTAKT 5 Player」なのか「KONTAKT 5.6」なのかどうか確認しましょう。

特に間違えやすいパターンに、Komplete ElementsにはKONTAKT 5 Playerしかついていないので、KONTAKT5.6を別途用意する必要があります。

話が脱線しましたが、これも問い合わせでちょいちょい来るので。
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2.本来はAdd Liblaryで追加できるのにエラーで読み込めないもの


KONTAKTAddLiblary8.png


製作時期の古い音源を新しいKONTAKTで使おうとするとたまになります。
我が家だと「Broadway Lites」と「Chris Hein Horn COMPACT」が画像のように
エラーが出て音源が呼び出せない状態になっていました。




KONTAKTAddLiblary9.png

Locateボタンを押すとKONTAKTユーザーではおなじみのこの画面。
単純に音源のフォルダをうっかり移動させていた場合は正しい位置を指定してあげることで解決します。
ただ、エラーの出ている音源はフォルダを指定しても読み込まず。




KONTAKTAddLiblary10.png

よーく見てみると読み込むファイル名が違う。

読み込みたいのは「Broadway Lites」.nicntなのに
そこにあるのは「Broadway Lites_info」.nicnt。




KONTAKTAddLiblary11.png

「Broadway Lites_info.nicnt」から「Broadway Lites.nicnt」にリネームしたらうまくいきました。
昔のKONTAKTだと仕様が違ったのか、単にこのメーカーのミスなのかはわかりませんが
他の音源で同じような現象が起きたらよくチェックしてみてください。





その他のトラブル


私の環境では上記の問題しか発生しなかったため他のエラーについては詳しくありませんが
Native Instrumentsかクリプトンのサイトでいくつか解決策があります。

Native Instruments - KONTAKTブラウザエラーメッセージ: "Library content not found [...]"


Native Instruments - KONTAKTライブラリがライブラリタブから消え続ける


Native Instruments - KONTAKT 5.6.8でライブラリが見つからない


Native Instruments - KONTAKT 5エラーメッセージ:「Your version of Kontakt is too old to load this file」


クリプトン - KONTAKT を起動する度にライブラリ一覧から「HZ02 - LOS ANGELES」 (SPITFIRE AUDIO) が消えます。


クリプトン - KONTAKT を起動する度にライブラリ一覧から製品が消えます。





おわりに


ドラッグ&ドロップをD&Dと書くことや、ドラッグ&ドロップ自体が死語になっているとかありますかね…?
ふと気になったもので…(疑心暗鬼)


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